三岳寺(さんがくじ)は、佐賀県小城市小城町池上にある臨済宗南禅寺派の寺院。山号は医王山(いおうさん)、中興は徳川家康の側近三要元佶(閑室)。

歴史

当寺は元来、天台宗の寺院で、寺号は「三津寺」と号し、永仁年間(1293-1298)に大智和尚によって開かれたと伝わる。 後世、佐賀藩祖鍋島直茂、初代藩主鍋島勝茂父子が、関ヶ原の戦いで西軍に与し、改易の危機に瀕していたが、小城郡晴気の出身で、徳川家康の側近として仕えていた高僧三要元佶(足利学校第9代庠主、円光寺住職)の尽力で、罪を赦された。直茂・勝茂父子は、三要元佶の尽力に感謝し、慶長年間(1596-1614)に、三津寺を臨済宗に改宗させ、寺領120石を添えて寄進した。寺は、医王山三岳寺と改称し、現在に至っている。

文化財

  • 閑室元佶肖像(佐賀県指定重要文化財)

関連項目

  • 三岳寺石井家:三要元佶の家臣谷口杢太夫の次男浄玄が石井氏を名乗り、当寺の寺家となった。子孫に石井玄菴がいる。

参考文献

  • 「わくわく小城」医王山三岳寺の紹介ページ

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