「ヒトリノ夜」(ヒトリノよる)は、ポルノグラフィティの楽曲。2000年1月26日にSME Recordsより2作目のシングルとしてリリースされた。
概要
前作『アポロ』から約4か月半ぶりのリリースとなる2ndシングル。
ジャケットには♂と♀を用いた「PORNO GRAFFITTI」のロゴマークが初めて使用された。
累計で約24万枚の売上を記録しているが、サザンオールスターズ「TSUNAMI」、モーニング娘。「恋のダンスサイト」、椎名林檎「ギブス」「罪と罰」、鈴木あみ「Don’t need to say good bye」と発売日が重なり、初登場となった2000年2月7日付オリコン週間シングルランキングにはL'Arc~en~Ciel「NEO UNIVERSE/finale」、倉木麻衣「Love, Day After Tomorrow」、Mr.Children「口笛」がランクインしていたこともあり、オリコンチャート最高位は12位に留まった。現時点において、オリコンチャートTOP10入りを果たせなかった唯一のポルノグラフィティのCD作品となっている。
2006年3月29日に12cmマキシシングル盤で前作『アポロ』と共に再リリースされた。
収録曲
楽曲解説
- ヒトリノ夜
- フジテレビ系アニメ『GTO』オープニングテーマ
- SME及びアミューズと契約を結び、メジャーデビューに向けて楽曲制作に取り組んでいた1998年頃に制作された楽曲。
- 元々は本楽曲がデビューシングルになる予定であったが、タイアップの兼ね合い等から1stアルバム『ロマンチスト・エゴイスト』の制作終盤に生まれた「アポロ」がデビューシングルに選ばれた。
- 制作当初は詞曲共にプロデューサーの本間昭光(ak.homma)が担当していたが、タイアップ決定を受けてメロディやコード進行を変更した際に、新藤によってサビを除く大半の歌詞が書き換えられた。そのため「ヒトリノ夜」というタイトルと歌詞の一部はak.hommaによるものである。
- 2016年に開催されたlove up! 会員限定ライヴイベント『FANCLUB UNDERWORLD 5』では、「ヒトリノ夜 〜インディーズver.〜」として制作当初のバージョンが披露されている。
- ジレンマ
- インディーズ時代から歌われ続けてきたライヴ定番曲で、基本的にはライヴを締めくくる「アンコールのラスト1曲」で演奏される。
- 大阪でインディーズ活動を始める1年前(1993年夏頃)に制作された楽曲で、オリジナル2曲目。インディーズバージョンからはアレンジや歌詞が変更されており、打ち込みも加えられている。
- 歌詞中に登場する「love up」は新藤による造語で、後に公式ファンクラブの名称(love up!)に用いられた。また、サビのコーラスパートでは「journeyman」「jumping jack」「Tumbling dice」「Ramblingman」など、エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズ、オールマン・ブラザーズ・バンドの作品名を引用している。
Additional Musicians
- ヒトリノ夜
- A.Guitar: 林部直樹
- Strings: NAOTO Strings
- Synthesist: 飯田高広
- E.Guitar Sound Designer: 遠藤太郎
- All Other Instruments: 本間昭光
- ジレンマ
- 不明
収録作品
カバー
- ヒトリノ夜
-
- RAISE A SUILEN[レイヤ(Raychell)] - 2020年5月27日発売のアルバム『バンドリ! ガールズバンドパーティ! カバーコレクション Vol.4』に収録。
- 渕上舞 - 2024年2月14日発売の配信限定シングル『ヒトリノ夜 from CrosSing』に収録。カバーソングプロジェクト『CrosSing - Music&Voice-』の楽曲としてのリリース。
脚注
注釈
出典




