シルバー・ノヴァSilver Nova)、またはシルバー・ノバは、シルバーシー・クルーズが運航しているクルーズ客船。

概要

シルバーシー・クルーズが「プロジェクト・エボリューション」として計画したシルバー・ノヴァ級1番船として、ドイツのマイヤー・ヴェルフトで建造され、2023年7月19日にオランダのエムスハーフェンで引き渡された。 船価は6億ドル。

メインファンネル(煙突)が左舷寄り、前部と船尾にある排気塔が右舷寄りに設けられる等、左右非対称の特徴的なデザインをしており、 客室数は364室で全てが海側客室(アウトサイド・キャビン)で、かつ全室ベランダ付きである。

本船は「グリーン・クルージング」を目指したハイブリッド客船で、LNG燃料や水素燃料電池、バッテリー、廃熱リカバリーシステム、陸上給電設備等を備えて港内での排ガスゼロを可能にしている。

8月14日からヴェネツィア発着のアドリア海クルーズでデビュー。 2024年1月4日にフロリダのフォートローダーデールで命名式を行った。

日本への来航は9月27日に釧路に寄港したのが初であった。

また、同型の2番船が2024年に建造された。

同型船

  • 2番船 「シルバー・レイ(Silver Ray)」
2024年5月14日竣工。

参考文献

  • 海人社『世界の艦船』2023年8月号 No.999
  • 海人社『世界の艦船』2023年10月号 No.1003
  • 海人社『世界の艦船』2024年4月号 No.1015
  • 海人社『世界の艦船』2024年7月号 No.1021
  • 海人社『世界の艦船』2024年8月号 No.1023
  • 海人社『世界の艦船』2024年12月号 No.1030
  • 海事プレス社『クルーズ客船データブック 2024-2025』CRUISE 2024年5月臨時増刊

脚注


「シルバー・ノヴァ」、日本含むアジア太平洋域に展開

シルバー・ノヴァ シルバーシークルーズ クルーズプラネット

シルバーシー・クルーズ シルバー・ノヴァ ビガー・トラベル・サービス│オーダーメイドの個人クルーズ旅

シルバー・ノヴァ 株式会社グローバル ユース ビューロー

ギャラリー 革新的豪華客船「シルバー・ノヴァ」今秋初来日 イタリア発着の披露クルーズ 朝日新聞デジタルマガジン&[and]