久米川町(くめがわちょう)は、東京都東村山市の町名。現行行政地名は久米川町一丁目から五丁目。郵便番号189-0003。
地理
東村山市の北部に位置し、東は青葉町、西は諏訪町、南は本町・恩多町、北は秋津町と、所沢市北秋津・久米と接している。府中街道や所沢街道、さくら通りなどの主要道路沿いに事業所や店舗、工場が立地し、その他は住宅地や耕作地である。町設置以前の大字は久米川(四丁目の一部は野口、五丁目の一部は南秋津)であり、町村制以前の旧村であった大字久米川の中心であった一帯である。今日市内で「久米川」と呼ばれる久米川駅が所在する栄町周辺とは距離があり、当町に「町」をつけて区別する。
地価
住宅地の地価は、2019年(平成31年)1月1日の公示地価によれば、久米川町3丁目10番34の地点で18万2000円/m2となっている。
歴史
7世紀半ばから8世紀(大化から大宝年間)になると武蔵国府中(府中市)に国府がおかれ、南北に貫いて上野国と武蔵国を結ぶ官道「東山道」が通じていた。鎌倉幕府が成立すると「いざ鎌倉」への道として各地の道路が整備され、地域を貫く道は鎌倉街道の中でも「上ツ道」として、久米川は宿駅として軍事的・経済的にも重視されたことが窺える。
1889年の東村山村成立時以後は大字久米川となり、1964年の市制施行時に現町域を久米川町とした。
地名の由来
道興准后の「廻国雑記」(1486)に、現在の柳瀬川を 「くめくめ川」と呼んでいた記載があり、これが地名の由来 のようだ、としている。
世帯数と人口
2019年(令和元年)7月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
交通
- 西武新宿線が西境となっており町内に駅はないが、東村山駅が南西端より近い。
- 武蔵野線が東村山トンネル内で東部の地下を縦断している。町内に駅はない。
- 東京都道4号東京所沢線(所沢街道)
- 東京都道16号立川所沢線(府中街道)
- 東京都道17号所沢府中線(府中街道、東京都道16号立川所沢線と重複)
- 東京都道40号さいたま東村山線(志木街道)
- 都市計画道路3・4・27号東村山駅秋津線(さくら通り)
- 市道第447号線1(野行通り)※一部区間は都道4号所沢街道バイパス(新所沢街道)として再整備される予定
施設
- 東村山市立久米川小学校
- 東村山市立久米川東小学校
- 東村山市立東村山第二中学校
- 東村山市民スポーツセンター
- 山梨中央銀行東村山支店
- 山崎製パン東村山工場
- 浅田飴村山工場
- ニチレイバイオサイエンス開発センター、ロジスティクス・ネットワーク東村山物流センター
- ポールスタア本社工場
- 豊島屋酒造本社工場
- オザムラーレ東村山店
- スーパーアルプス東村山店
- コモディイイダ東村山店
- 島忠 ホームズ東村山店
- 餅萬総本店
- 芳林山梅岩寺 - 狭山三十三観音霊場第9番札所。瀧谷寺の第10番札所でもあり、石碑が残る。
- 銀河鉄道
- 柳瀬川
- 北川
- 空堀川
関連項目
- 久米川 (曖昧さ回避)
脚注
外部リンク
東村山市役所




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