階上村(はしかみむら)は、1955年(昭和30年)まで宮城県本吉郡にあった村。現在の気仙沼市波路上・長磯・最知・岩月の各地区にあたる。
歴史
沿革
- 1875年(明治8年)10月17日 - 水沢県による村落統合により、波路上村・長磯村・最知村・岩月村の計4か村が合併して階上村が成立。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行にともない、階上村単独で村制施行。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 大島村・新月村と共に気仙沼市に編入される。
津波被害
- 1896年(明治29年)6月15日 - 明治三陸地震。死者442人・負傷者117人(村の人口2,622人)。犠牲者の大部分は明戸部落(現・気仙沼市波路上明戸)の住民であった(部落の人口588人のうち、死者433人・負傷者114人)。
- 1933年(昭和8年)3月3日 - 昭和三陸地震。死者1人・負傷者1人。
行政
歴代村長
教育
- 階上村立階上小学校
- 階上村立階上中学校
交通
鉄道
旧村域を通る国鉄気仙沼線は、階上村時代の1953年(昭和28年)6月に着工していたものの、合併までには完成が間に合わず、村域にかかる南気仙沼駅 - 本吉駅間が開業したのは気仙沼市編入後の1957年(昭和32年)2月11日のことであった。この時、旧村域内に陸前階上駅が開設され、1967年(昭和42年)7月20日には新たに最知駅が開設された。
参考文献
- 『階上村誌』(階上村誌刊行委員会、1960)
- 『宮城県町村合併誌』(宮城県地方課、1958)
関連項目
- 宮城県の廃止市町村一覧
- 秀ノ山雷五郎 - 九代目横綱。最知村出身。波路上岩井崎に銅像が建っている。




