馬事公苑14期生(ばじこうえん14きせい)とは、馬事公苑において第14期長期騎手講習(1963年 - 1965年)を経て中央競馬の騎手となった者の総称である。

解説

14期生からは小島太、田島良保の2人の東京優駿(日本ダービー)優勝騎手、安田富男、目野哲也、平井雄二、池上昌弘など有能な騎手を数多く輩出した。

中央競馬の全国リーディングジョッキー、騎手顕彰者になっている騎手はいないが、やんちゃで個性の強い顔触れが揃っていた。1つ下の福永洋一、柴田政人、岡部幸雄、伊藤正徳らが「花の15期生」と呼ばれて脚光を浴びるようになった時、安田などは自分たちを「ずっこけ14期生」と呼んでいた。エリートやスターや優等生が並ぶ後輩たちとは対照的に、やんちゃな面々が揃う14期生の中で一番ずっこけていたのは安田であった。

小島、田島、目野、小柳は1966年にデビューできたが、池上が1年遅れの1967年、安田は入学後は授業を真面目に受けないなど不真面目な面があり、小柄過ぎたために成長を待たされたこともあって、2年遅れの1968年、平井が3年遅れの1969年にデビューを果たした。

馬事公苑14期生騎手一覧

  • 小島太 - 小島良太、小島勝三、小島太一は実子、小島武三は従兄弟。
  • 田島良保 - 川島信二は娘婿。1971年に東京優駿を史上最年少で制覇。
  • 安田富男 - 中央競馬所属騎手で初の全10場重賞競走勝利騎手。
  • 目野哲也 - 藤岡範士は異母兄。
  • 平井雄二 - 平井寅雄は実父。
  • 小柳由春
  • 池上昌弘 - 池上昌和は実子、保田隆芳は伯父、保田一隆は従弟、声優の河合紗希子は姪。1970年に天皇賞・秋を弱冠23歳1か月で制覇。

脚注

注釈

出典


【公式】ロイヤルシーズン桜新町 » 世田谷プレイス

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