渡刈駅(とがりえき)は、かつて愛知県豊田市にあった、名鉄挙母線の駅。
旧・碧海郡上郷町の駅であったが、中心地からは大きく離れていた。
歴史
- 1929年(昭和4年)12月18日:三河鉄道が三河岩脇 - 上挙母間を開通させた際に開業。岡崎電気軌道(1927年に三河鉄道に吸収合併)が開業していた岡崎井田 - 三河岩脇間を合わせて岡崎線となる。
- 1941年(昭和16年)6月1日:三河鉄道が名古屋鉄道に吸収合併され、同社岡崎線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)5月16日:岡崎線が挙母線に改称する。
- 1973年(昭和48年)3月4日:挙母線の全線廃止により廃駅。
駅構造
- 1面1線のプラットホーム。簡素な待合所が設置されていた。
利用状況
『愛知県統計書』『愛知県統計年鑑』『豊田市統計書』各号によると、一日平均乗車人員および一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。
* 千人単位からの概算値
その他
- 渡刈駅の周辺の挙母線跡は遊歩道の「挙母線跡緑道」として整備されている。渡刈駅跡は残存していたプラットホームなどを利用し再整備。プラットホームと待合室が再現され、「渡刈駅跡」という名の休憩所となっている。但し、当時を忠実に再現したものではない。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 挙母線
- トヨタ自動車前駅 - 渡刈駅 - 細川駅
- かつてはトヨタ自動車前駅(当時は三河豊田駅) - 当駅間に鴛鴨駅があった(1941年から1946年の間に廃止)。
- トヨタ自動車前駅 - 渡刈駅 - 細川駅
脚注
関連項目
- 廃駅



