仰木町(おおぎちょう)は、滋賀県大津市の町丁。2020年4月1日現在の人口は0人。

本項では現在の大津市仰木町の前身である滋賀郡仰木村(おおぎむら)についても記す。

地理

大津市の中部、湖西線・おごと温泉駅の西北西、比叡山地の東麓に位置し、南で坂本本町、南・東で仰木、北で伊香立南庄町、西で京都府京都市左京区大原上野町・大原大長瀬町・大原来迎寺町(大原地区)に接する。南端を天神川が流れ、奥比叡ドライブウェイが通過する。以前は仰木・仰木の里・仰木の里東の区域も含んだが、住居表示の実施により分立したため、現在は山間部に名をとどめるのみであり、大津市の人口統計に町名が見られない。

河川

  • 天神川

歴史

幕末時点では滋賀郡辻下村・平尾村・下仰木村・上仰木村であった。「旧高旧領取調帳」の記載によると、辻下村・平尾村・下仰木村が幕府領、上仰木村が幕府領と淀藩領の相給。

沿革

  • 明治3年(1870年)
    • 2月 - 幕府領が大津県の管轄となる。
    • 陸奥山形藩の坂田郡への転封にともなう膳所藩の領地替えにより、下仰木村が膳所藩領となる。
  • 明治4年
    • 7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により、下仰木村が膳所県、上仰木村の一部が淀県の管轄となる。
    • 11月22日(1872年1月2日) - 第1次府県統合により、全域が大津県の管轄となる。
  • 明治5年1月19日(1872年2月27日) - 大津県が改称して滋賀県となる。
  • 1874年(明治7年) - 4村が合併して仰木村となる。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、仰木村が単独で自治体を形成。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 仰木村が堅田町・真野村・伊香立村・葛川村と合併し、改めて堅田町が発足、同町大字仰木となる。
  • 1967年(昭和42年)4月1日 - 堅田町が大津市に編入、同市仰木町となる。
  • 1991年(平成3年)2月11日 - 住居表示の実施により、一部の区域より仰木一 - 七丁目、仰木の里一 - 七丁目が起立。
  • 1996年(平成8年)2月4日 - 住居表示の実施により、一部の区域より仰木の里東一 - 八丁目が起立。

学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。

交通

道路

  • 奥比叡ドライブウェイ

施設

  • 滝壺神社
  • 梅宮神社

その他

日本郵便

  • 郵便番号 : 520-0245(集配局:堅田郵便局)。

脚注

参考文献

  • 角川日本地名大辞典 25 滋賀県
  • 旧高旧領取調帳データベース

外部リンク

  • 大津市

関連項目

  • 滋賀県の廃止市町村一覧



大津のかんきょう宝箱 滝壺(神社・仰木町)

仰木の里いまむかし

【駐車場動画】滋賀 フレスコ 仰木の里店 駐車場 YouTube

大津のかんきょう宝箱 上仰木青年会館(仰木2)

仰木の里・仰木東公園